
先日こっちの水事情についてちょっくら触れましたが、僕の住んでいる町は週1,2回の給水制でどこの家も地下に貯水槽を持っていてそこから家の屋上にある貯水タンクに水を上げるという方式を取っています。さあ、この地下の水が空になってしまうと次回の配水を待たなくてはなりません。となると次の配水までシャワーをはじめ食器洗いトイレも流せないという事態におちいります。
まさについ数日前その状態におちいりました。というのも今住んでいるアパートのオーナーがエアーA&B(部屋をホテルのように貸し出す。)を始めてからというもの多くの旅人がやってきて、その多くは水事情のことについては全く知りません。そこでじゃんじゃん使うので空っぽになるのはあっという間でした。
実は僕のアパートはもう一つ貯水槽があります。でもエアーA&Bを始めるまでは埋まっているのは僕の部屋だけだったのでもう一つの貯水槽は1年間ほど全く使っていませんでした。貯水槽の蓋を開けてみるとまず住人の黒いヤツがこんにちはーと走り抜け、水面にはびっしり藻が浮いていてこれを使うのは何としても避けたいと思いました。
というのも、一回お手伝いさんが間違えて汚い水を貯水タンクに上げ、藻クッサい黄色い水を浴びたことがあるからです。
そのこともあり給水車を大家さんにお願いしたのですが高いから呼びたくないとのこと、、、最終手段は塩素を貯水槽にぶちまけることでした。それでも疑心暗鬼の僕は最後まで大家さんに何かいい方法がないかと水の写真を撮って送ったりもしましたがもうその日は緊急事態でその水をタンクに上げないと、他の宿泊客からの評価が下がるからの一点張りで渋々その水を使いました。
むしろ他の宿泊客もこの水を使いたくないだろと主張もしましたが既に塩素で一応はキレイに見える水なので、もはやあの光景を知る者は僕と大家さんしかおらず皮肉にも2人だけの秘密を背負い込む結果に。。。
シャワー中、塩素の匂いに少年時代の夏休みを思い出し入浴後ヒリヒリする肌に保湿クリームを塗る。こんなことは何度か経験して来ましたが、追い打ちをかけるように連載の終了を告げる電話もかかって来てこの日はとにかく参りました。。。