2012年10月17日

こけおにぎりをつくろう!

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先週末何をしていたかと言いますと。。。
『*こけおにぎり』を握っていました!!

*『こけ』とは飛騨地方の方言で『キノコ』だそうです。

場所は世田谷ものつくり学校飛騨市のイベント
「こけおにぎりをつくろう!ワークショップ」に参加してきました〜。
先ずは飛騨の山の村にお住まいの方から村の紹介があり
地元の猟師さんからは熊との死闘話しなどココでしか聞けない楽しい話しがいっぱい聴けました。

さてこけおにぎりですが、こちらは飛騨の山で穫れたキノコとお米で混ぜご飯を作り
全員でせっせと握りました。出来栄はどんな感じでしょうか??
これに地元で穫れた野菜の浅漬けをつけ合わせて頂きます。
・・・んもぅ言うまでもなく◎です。

そうこうしているうちにグットタイミングで
猟師さんが射止めたイノシシの肉でイノシシ汁を振る舞ってくれました。
前の日記にもしましたが、山の村のイノシシは野生のドングリやキノコを
食べているので臭みや雑味が無く本当に良質な油であっさりしていました。

最近はイノシシがドンドン増えていて山を荒らしているようです。
それと反比例して猟師さんの継ぎ手は減っているんですって。
猟師さんはポツリとつぶやきました。
『実は私、イノシシでは無くて本当は熊獲り名人なんです。』
そうそう、山と言えば食物連鎖の頂上に立つはずの熊
実はこちらも減っていて、その昔は『熊の住民票』を作ったほど頭数が多かったようです。
住民票がつけられなくなったのは頭数減少の他にも理由があり
本来は行動範囲をある程度限定して生活する熊が最近では食糧難なのか
ひと山、ふた山、み山と越えてやってくる熊
通称『のまど熊』の存在も影響があるようです。

そうして険しい旅してきた熊は強くなってゆくわけで
ツキノワグマとは言え160Kg超えの大物が顔を出す事もあるとか。
熊の巨大化には同じように近年頭数を増やしている捕食動物である
ニホンカモシカの影響があるのではないかと猟師さんは話していました。
人間も動物も食(職)探しが大変な時代になったものですね。。。


美味しい郷土料理のレシピから、頂く命への感謝、現地の猟師さんだからこそ分かる生態系の変化まで
飛騨はまだまだ奥深いな〜と体感した一日でした。
最後は講師の皆さんと記念撮影して、世田谷で感じる飛騨時間は気持ちよく流れて行ったのでありました。

*次回飛騨市のイベントはこれ!!
11/25 日  【IID共催】くらしの知恵と手づくりの楽しみ 漬け物ステーキをつくろう!




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2012年10月03日

きつね火祭り

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帰りの日をずらしてでも体験したい飛騨市のお祭りがありました。
それが9月下旬に行われる『きつね火祭り』です。
このお祭りはむかーし、むかーし狐神の娘『おこん』と『土地の若殿』が結婚した
というおとぎ話が起源のメルヘンなお祭り。

この日は一日街中がきつね祭り一色。
Nさんとお昼をした後に早速会場に行き、きつねメイクを体験しました。
祭り気分が盛り上がってなかなか良いはしゃぎっぷりです。

お祭りは夜が一番の盛り上がりのようで
メインイベントが始まるのも7〜8時頃からと少々遅め。
きつねの嫁入り行列〜婚礼の儀〜振る舞い酒と
全国各地から抽選で選ばれたカップルが『おこん』と『若殿』に扮して
結婚式の一通りの流れをお祭りとして行います。

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嫁入り行列のたいまつが夜の街をオレンジ色に染める光景は圧巻。
そして巫女さんの後ろ姿を見て下さい!実はシッポの生えたきつね巫女なんです。
帰り時間の関係で僕が観れたのはココまででしたが
この後きつねの舞などもあるようでかなり後ろ髪を引かれました。。。

お祭りの帰り道、何だか寂しくなって夜空を見上げると
雲一つない満天の星空が古民家までお供してくれました。
明日都会に戻るかと思うと何だかちょっと切ない気分です。


今日が僕の8月31日なんだね。
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2012年10月02日

飛騨市の周りを散策

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飛騨を上に行けば白川郷、下に行けば高山があります。
飛騨・高山そして白川郷は一緒くたに考えていましたが
実は別の街でそろぞれの面白味があります。

白川郷は言わずと知れた合掌造りの集落。世界遺産。
自然が豊かで村内に流れる小川にはコイに混じってイトウが泳いでいました。
丘を登ると村全体を見渡せる大パノラマが広がっています。
今は丁度稲刈りのシーズン、黄色く頭をもたげた稲穂や
風に流され飛んでくるシオカラトンボが秋の訪れを教えてくれます。
あぁ、、秋の郷愁。もう一度日本に帰ろう。
『坊や良い子だねんねしな、熊の子見ていたかくれんぼ』な世界をしばし堪能。


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隣街の高山市はメインのさんまち通りを中心に歴史の面影が色濃く残ったロマンの街。
高山祭屋台会館には高山祭で街に出る圧巻の祭屋台が展示されています。
会館が神社の境内にあることから?なんとガイドは巫女さんです。
曰く、その豪華さ(ゆえの重さ)のあまりもう何十年も担ぎ手のいない屋台もあるとか。。。

さんまち通りに並行するようにして流れる宮川は少し小振りの京都の鴨川のよう。
散歩に疲れたら近くの露店でおやつ買って風にあたりに行くのも良いかも。
朝6時〜12時まで毎日朝市が開かれ物産品や工芸品が並んでいます。
あと、さんまち通りにある歴史的町屋を利用したお洒落なカフェもいいですよ!

さぁ、次は飛騨市に戻って『きつね火祭り』を楽しみます。

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2012年10月01日

おいしい飛騨市がやってくる

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ココでちょっと箸休め。

ここのところ日記に登場する飛騨市が
東京の世田谷ものつくり学校にやってきます。
この前日記にした飛騨の郷土料理を作るワークショップが行われるとの事で
そのメニューも『こけおにぎり』や『お漬物のステーキ』そして
東京カリ〜番長さんを迎えて作る『野菜カレー』とバラエティーが豊富!

僕も飛騨のお袋料理習いに行ってきま〜す。

【飛騨市ワークショップ】

場所:世田谷ものつくり学校

10/13(土)くらしの知恵と手づくりの楽しみ 野草カレーをつくろう!

10/14(日)くらしの知恵と手づくりの楽しみ こけおにぎりをつくろう!

11/25(日)くらしの知恵と手づくりの楽しみ 漬け物ステーキをつくろう!

場所:飛騨市

10/20(土)-21(日)飛騨でくらしの知恵と手づくりの楽しみを体験しよう!

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2012年09月28日

山の村でお茶会

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今日は山の上の村でお茶会に参加します。
その村の名前も『飛騨市山之村』

移動手段がなかったのでココでもNさんに助けてもらいました。感謝感謝です。
車中で飛騨の郷土料理のお話しを聴きました。
飛騨には漬け物を焼いて食べる古くからの習慣があるんだそうです。
名付けて『漬け物ステーキ』
あとビックリするのが『こけおにぎり』!!
京都の苔寺もビックリのメニューですが安心して下さい。
飛騨の方言で『こけ=きのこ』だそうです。

そんなこんなで1時間ほど車を走らせると一件の藁葺き屋根が見えてきました。
この古民家がお茶会の会場。日本昔話の世界にいる気分です。
縁側で小ちゃい秋に耳を澄ましていると主催者のTさんがお茶とお漬物
そして『ぼたもち』を持ってきてくれました。待ってました!

色々楽しいお話を聴きましたが、印象に残ったのがこの村の小学生が
行事等で都会に出る際にあまりの世界の違いに驚かないように
事前にグーグルマップで下見をするというお話や
近所のおじさんがあんまりの100%の笑顔でTさんに近づいてきたので
乗ってきた軽トラックの方を見やると、荷台にイノシシが大猟だったというエピソードです。
猟師さん曰く、山の村のイノシシの肉は100%自然の食物を食べているので
臭みが少なくまるでイベリコ豚のようだそうです。

美味しいぼたもちとお話を堪能した後、近くの牧場にTさんもおすすめの
濃厚ソフトクリームを食べに行く事にしました。
その名も『天空の牧場 』
ロボット兵は歩いていませんが草原に吹く透き通る風は飛行石のごとく。
そして濃厚なソフトクリームの渦巻きは正しく天空の白といったところか。

大満足で下山するとNさんのおすすめの店で飛騨牛肉そばを食べて
食のち食、三度食のおいしい飛騨の一日になりました。

そして夜は夏の飛騨の一大祭り『きつね火祭り』が行われますがこの話はまた後日の日記で。
いったん飛騨から離れて周辺地域をぶらり旅します。お楽しみに!
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2012年09月26日

飛騨の古川てくてく歩き

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歴史の面影が色濃く残る飛騨の玄関古川町。
街の規模も丁度良くお散歩にぴったり。

この街で僕が特に魅力的だなーと思うエピソードが
『三寺まいり』という新年1月15日に行われる行事です。
お正月に帰郷した娘たちが三寺参りに目一杯のお洒落をして出掛けて
その娘達を息子のお嫁さんを探す親が見始め婚姻のきっかになった
というあらましだそうです。→飛騨市による詳細

街には至る所に水路があり、そこからくみ上げて植木に水をやる光景も目にしました。
歩き疲れたら古民家カフェで一息。風合いのある木のテーブルをなでながら
向こう側に見える縁側をぼーっと眺める。いったい僕はいつにいるんだろう。。。

夕暮れの町屋街をそぞろ歩く。
そろそろお腹も空いてきた頃にお惣菜屋さんの看板が目に入りました。
『ちょっくら入ってみよ〜、おぉ〜郷土料理がい〜っぱい!』
さっそく菜箸を取ってきんぴら、ナツメの実の甘露煮、マカロニサラダ、アジフライをチョイス。
お店のお母さんが可愛らしかったので、写真を撮らせて下さいと頼んでハイポーズ。
お腹を空かせながら古民家に戻りお惣菜の袋を空けると
茄子の天ぷらがおまけで入れてありました。

おばちゃんの親切に心がいっぱいになったそんな古川町の一日でした。
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2012年09月24日

古民家に泊まる。

古民家.jpg

*右下の写真は何故かメイクをしていますがそれはまた後ほどの日記で。。。


お彼岸になり朝晩は涼しくなってきましたね。
突然過ぎる写真とお話ですが、さて僕はどこにいるのでしょうか?

実は先日岐阜県は飛騨市へ『飛騨市移住交流体験』をしに行ってきました。
飛騨市や地域の企業が地域おこしの為に色々と取り組まれているという
話を実際に聴いたのか、第六感が呼んだのか、、、つい最近の事なのに曖昧ですが
今振り返ると『呼ばれた』という感覚に実感が持てます。

飛騨市に電車で着き、市役所で企画課の方に今日泊まるお家を案内して頂きました。
今回担当してくれたのは市役所のNさん、気さくな方で道中本当にお世話になりました。
Nさんに始まり飛騨市の住人の方々は本当に親切で人の根源的な温かさに触れて
着いてから1時間もしないうちに飛騨市のファンになりました。

それでNさんに案内してもらい辿り着いたお宅が上の写真の築100年以上の古民家です。
おそらく今まで宿泊した場所で一番古いかと。
そしてこんな立派な古民家に本当に泊まって良いのだろうかと
正直一瞬戸惑いました。。。

しかし家の中に入ってみると古民家の面影はそのままに
今の時代に合ったリノベートがしてあり、敷居の高い感じも無く
日頃から東京R不動産等をチェックしている僕にとっては何とも
嬉し、楽し、大好きな雰囲気でした。

一通り手続きをすませた後、近くのスーパーで東京ではあり得ない量と値段の
地元の野菜を買って戻り、新鮮なキュウリやトマトを丸かじりしました。
味が全然違ってたまらないです!
この日は新宿から高速バスと電車を乗り継ぎ約7時間の大移動だったので
早めに就寝、明日は最寄り駅の古川町を散策します。






posted by てっぴん at 00:00| てくてくテッピン
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