
先週末何をしていたかと言いますと。。。
『*こけおにぎり』を握っていました!!
*『こけ』とは飛騨地方の方言で『キノコ』だそうです。
場所は世田谷ものつくり学校飛騨市のイベント
「こけおにぎりをつくろう!ワークショップ」に参加してきました〜。
先ずは飛騨の山の村にお住まいの方から村の紹介があり
地元の猟師さんからは熊との死闘話しなどココでしか聞けない楽しい話しがいっぱい聴けました。
さてこけおにぎりですが、こちらは飛騨の山で穫れたキノコとお米で混ぜご飯を作り
全員でせっせと握りました。出来栄はどんな感じでしょうか??
これに地元で穫れた野菜の浅漬けをつけ合わせて頂きます。
・・・んもぅ言うまでもなく◎です。
そうこうしているうちにグットタイミングで
猟師さんが射止めたイノシシの肉でイノシシ汁を振る舞ってくれました。
前の日記にもしましたが、山の村のイノシシは野生のドングリやキノコを
食べているので臭みや雑味が無く本当に良質な油であっさりしていました。
最近はイノシシがドンドン増えていて山を荒らしているようです。
それと反比例して猟師さんの継ぎ手は減っているんですって。
猟師さんはポツリとつぶやきました。
『実は私、イノシシでは無くて本当は熊獲り名人なんです。』
そうそう、山と言えば食物連鎖の頂上に立つはずの熊
実はこちらも減っていて、その昔は『熊の住民票』を作ったほど頭数が多かったようです。
住民票がつけられなくなったのは頭数減少の他にも理由があり
本来は行動範囲をある程度限定して生活する熊が最近では食糧難なのか
ひと山、ふた山、み山と越えてやってくる熊
通称『のまど熊』の存在も影響があるようです。
そうして険しい旅してきた熊は強くなってゆくわけで
ツキノワグマとは言え160Kg超えの大物が顔を出す事もあるとか。
熊の巨大化には同じように近年頭数を増やしている捕食動物である
ニホンカモシカの影響があるのではないかと猟師さんは話していました。
人間も動物も食(職)探しが大変な時代になったものですね。。。
美味しい郷土料理のレシピから、頂く命への感謝、現地の猟師さんだからこそ分かる生態系の変化まで
飛騨はまだまだ奥深いな〜と体感した一日でした。
最後は講師の皆さんと記念撮影して、世田谷で感じる飛騨時間は気持ちよく流れて行ったのでありました。
*次回飛騨市のイベントはこれ!!
11/25 日 【IID共催】くらしの知恵と手づくりの楽しみ 漬け物ステーキをつくろう!