
メキシコに行ってビックリしたこと何かはあったのかしら?
テ:そうですね、まずビックリしたのが本場のタコスでしょうか。日本のようなひき肉、トマト、レタスなどが巻かれた見た目もおいしそうなタコスではなくて、大きさもまばらな味付け肉をトウモロコシの粉で作った丸い生地(トルティーヤ)の上に乗っけただけの質素なものでした。そして大体どのタコス屋台でもサルサソースが用意されていて、これがメチャクチャ辛い場合があります。最初はそれを知らなくていっぱいかけて食べたら口から火が出ました。のたうち回っている僕を見てメキシコ人のお客さんがコーラを頼んでくれて旅の親切を全身に感じていたところ、お会計にはしっかりコーラ代もつけてあって勝手に頼むなよって(笑
でも、本場のタコスに慣れるとトルティーヤの味も分かるようになり、今ではメキシコのタコスが大好きですね。
子:じゃあ困ったことなんかはあった?
テ:メキシコのバスや地下鉄には時刻表というものがありません。中々バスが来ないな〜と思っていると同じ行先のバスが2台3台と連なってやってくることもあります。
路面バスといえば日本のバスのように全部同じ車種で統一されているわけではなく様々です。それで車内では必ずと言っていいほど結構な音量で音楽が流れていて、運転手によって趣味が違うので面白いですよ。で、自分に合う音楽が流れているバスをひろった日なんかはとっても気分がいいです。
子:日本とココが違うというところはあるのかしら?
テ:うーん、ひとえにメキシコと言っても実は多種多様の文化があって難しいなー。
まだそんなに知らないって言うのもあるけどメキシコシティーはもぅほぼ東京と変らないような気がします。僕が一番好きな地方都市オアハカは先住民の割合が他の都市よりも多いのでそこに住んでる人も文化も全く違うし、よく噂に聞くアメリカとの国境付近の方はまた違うみたい。ひとくくりにする方が無理があるような気がします。だって日本の5倍もある国なんです。また、他の中南米の国々と同じようにメキシコはスペインが統治していた国なので、独立記念日があります。その日の盛り上がりは日本の大晦日のような雰囲気ですが、そういった国の成り立ちの違いにも何か感じるものがあります。
子:それじゃメキシコから受けた影響はなにかあったのかしら?
テ:先にお話ししたメキシコの壁画や伝統的な文化には日々新鮮な刺激を受けています。それと同時に今までの活動でいまいち腑に落ちないというかもやもやした感じを覚えることがあったのですが、それはいったいなんだったか?そのヒントを海の外で出会う様々な出来事や人々にもらっているような気がします。TEPPiNGは今年で10周年を迎えますが。ここメキシコでまた1年生に戻って新しい活動のアイデアを着々と練っています。皆さんにもきっと喜んでもらえると思うので楽しみにしていて下さいね。
子:ムイ・ビエン(いいね!)私もあなたがこちらに戻ってくるのを楽しみにしているわ。
テ:はい、毎月メキシコの旅情報誌TabiTabiToyoさんで絵コラム『テッピンのちょっとよってティート』もココにアップしてますので見に来て下さいね。
子:そうね、それではそろそろお別れの時間ですけど他に何かなかったかしら?
テ:あっ!イラストのお仕事は変らず募集中です!
テ:テツ子さんアシストありがとうございます!ヒソヒソ…
子:それでは皆さんごきげんよう。またいつの日か。